西のほうに街の灯りが一望できる丘の上。ここもお気に入りの場所のひとつかな。そういえばこの頃、部屋に集まってて夜中に腹がへったんだ。みんなでカップヌードルを買い出しに出た。レジに並んでる時に誰かが「これが一番旨い場所ってどこかな？」って言うわけ。結局、部屋からバーナー持ち出して、わざわざここまで来てカップヌードルを食べたことがあった。何を考えていたのやら？

この日の我々には重大な決意があった。「ブラックバスを食べてみよう。」逃げ場のないように、他におかずの用意はない。これ、しかないのである。森田は頑張った。切れない包丁でこの皮のかったい魚をさばいた、というより、切った。牛乳に漬け込み臭みを取り、いよいよムニエルへ！後で聞いたところによると、この皮が付いてる以上臭みは取れないらしいのだが、そんな事は知る由もない我々は、ひたすら焼けるのを待っていた。結果、コケ風味のふくらまないガムみたいなモノを必死に噛み砕こうとする僕らがいた。あとで俺は吐いた。それ以降、釣れてもすぐ逃がすようにしています、ブラックバス。

カヌーに初挑戦、の図。短いやつはね、ホントに難しいんだ。湖面を見て頂くと分かるとおり、俺はクルクル回っているだけ、進んでない。よく、回るんだ、これ。でもね、こういう自由にならないものに、夢中になちゃうんだよね、何故か。

水が見えると、じっとしていられない。何がいるんだろうって、フラフラ〜とこんな事してる。ここには野生のメダカが帰ってきてた。一時は絶滅したかと思ったけど、ちゃんと生きてました、ここで。

こんな事ばかりしてると時々珍しい生き物に逢うことがある。これは北海道でこんな事してて、見つけたサンショウウオの赤ちゃん。ミニチュアのウーパールーパーです。顔がね、可愛いの。